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ミックス光補正

2つ以上の異なる光源色がある場合に、それらを自動で判別しホワイトバランスを調整する機能です。色温度や色偏差の調整をおこなっても、一方の光源色が不自然になるのを緩和します。

ネガフィルム反転ツール

ネガフィルムを撮影した写真中のフィルム部分を指定して反転をおこなうためのツールです。本機能による反転をおこなうことで、通常の画像と同様に露出補正やホワイトバランスなどの調整がおこなえます。

外部アプリケーションとの連携

対象となるアプリケーションを登録し、「他のアプリケーションで開く」からアプリケーションを選択すると、現像が開始され自動でそのアプリケーションが起動し画像が転送されます。

サムネイル内検索

本機能は、サムネイル表示されているコマからファイル名や撮影情報などの条件を指定して処理対象コマを選別する機能です。

初期化ボタン

「初期化ボタン」を押すことで調整値を全てクリアし、編集前の状態(初期状態)に戻すことができます。

自動調整ボタン

「自動調整ボタン」を押すことで、自動露出補正、オートホワイトバランス、自動レベル補正をまとめておこなうことができます。

セクション切替え(セレクト/調整/印刷)

メインウィンドウの表示を、写真選択の「セレクト」セクション、画像の補正や調整をおこなう「調整」セクション、印刷結果を確認しながら印刷設定をおこなう「印刷」セクションの3セクションに切替えができます。作業に応じた最適な表示でワークフローの効率アップを実現しております。

フォーカス領域表示

フォーカス領域とは、隣接する各画素からピントの合っている部分を検出し、その部分に色をつけて表示する機能です。この機能は、撮影した写真のピントが合っているかを確認するひとつの目安としてご利用ください。

プリンタプルーフ表示

プリントカラースペース(プリンタープロファイル)を選択する事で、その「プリンター+用紙」で印刷した際の色味をプレビュー画面上で確認する事ができます。特にRGBと特性の大きく異なるファインアート紙などを使用する場合に、色のシフトや暗部に潰れ(または浮き)などが確認できるため、精度の高い印刷用データの編集が可能となります。本機能はモニターのカラーマネージメントが行われ、プリントの閲覧環境が整った環境でのみ信頼性の高い校正(シミュレーション)が可能となります。

色域外警告

色が飽和している部分を画面に表示することができます。カラーモードや彩度の調整時に便利です。

ユーザーテイストの登録・編集

よく使う現像パラメータをテイストとして登録することができます。一度登録すれば、後はドロップダウンリストから選択するだけでその設定が適用されます。レンズ補正やノイズリダクションなどもお持ちの機材に合わせた補正値を登録していただけます。また、後から編集することもできます。

オリジナルテイスト

テイストとは現像パラメータのプリセット値のことです。Pro10ではオリジナルテイストが新たに56種類追加されました。

線形ぼかし

中心から上下方向に線状のぼかし効果がかかります。ぼかし方向の角度を指定することができます。

ノイズ付加

写真にあえてノイズを付加させる事で、被写体のディテールを強調したりシャープ感を増加させたような効果を得ることができます。

美肌処理

肌色に近い部分を自動で検出し、滑らかに表現する事で、肌の荒れや角質などのディテールを抑える事ができます。肌色とそれ以外の境界線部分においても自然で高画質な処理が可能となっております。

被写界深度合成

手前から奥までピント位置の異なる画像を合成することで、広い範囲でピントがあった写真に仕上げることができます。

ストロボモーション

同じ撮影シーンの複数枚の画像から、動きのある被写体を残して合成します。暗闇でストロボを連続発光して動きを表現したようなシーケンス写真として仕上げることができます。オプションの「合成の強さ」で合成する強度をコントロールできます。強度が強いほど動体がくっきりと合成されますが、不自然なゴミも出現しやすくなります。

動体除去

同じ撮影シーンの複数枚の画像から、動きのある被写体を除去して合成します。オプションの「動体除去」で除去強度をコントロールできます。除去強度が強いほど動体が除去されやすくなりますが、不自然なゴミが出現しやすくなります。

比較明

選択した画像を比較し、それぞれの画像の明るい部分を優先して合成をおこないます。

多重露光(夜景)

夜景向けのノイズ除去や彩度、黒レベルを重視した合成をおこないます。本モードを使うと手持ち撮影した複数の画像から、三脚を使用した長時間露光のような美しい夜景写真に仕上げることができます。オプションの「黒浮き補正」で暗い部分の合成をコントロールできます。補正が強いほど暗い部分の浮きやゴミの出現などが緩和されますが、明るい部分が暗くなります。

多重露光

合成する画像を等分に扱い、カメラで多重露光をおこなった場合と同様な仕上がりとなります。同じ撮影シーンを複数枚合成した場合には、通常のノイズリダクションをはるかに超えた精緻で高階調な写真に仕上げることができます。

マリンコントローラ

水中写真において通常のホワイトバランスでは調整が難しい青かぶりを、水中専用ホワイトバランスで良好に補正することができます。また、水中での色の消失を正確に再現する色復元機能や、水中の濁りを除去する濁り除去機能も備えています。

モノクロコントローラ

8種類のカラーフィルタから選択することができ、モノクロ写真を撮影する際のフィルタワークを画面上で再現することができます。さらに、色相ごとに明度の調整が可能なため、とことんこだわったモノクロ写真を仕上げることができます。

ファインカラーコントローラ

色を自由に操ることができる強力な色調整機能です。特定の色に対して(特に高彩度部分)の白とびや色飽和の緩和、強調したい部分だけの彩度や色相を強調したりすることが可能です。指定した色の付近以外には影響が少ないので積極的な色彩表現が可能です。

ハイライトコントローラ

ハイライト部分の色づくりをコントロールする機能です。本機能はR,G,Bの色組み合わせのどれかが飽和するハイライト領域での色クリップの方針を制御することができます。

JPEGを用いた自動ディストーション補正

撮影時に「RAW+JPEG」などの同時記録モードでJPEGにディストーション補正が行われていた場合にそのJPEGのパターン(絵柄)情報を参照してJPEGと同じように自動ディストーション補正をおこなうことができます。※本機能は撮影時にディストーション補正されたJPEGが記録されている必要があります。

レンズプロファイルによる歪み補正

ディストーション(歪み)と呼ばれている樽型歪みや糸巻型歪みをレンズ情報を基に補正することができます。ディストーションの特性はレンズによって異なるため、メーカー名とレンズモデル名を選択する必要があります。

倍率色収差補正

画像周辺のエッジ部分に色づきが現れる倍率色収差というレンズの特性を補正する機能です。色収差の気になるエッジを囲むようにドラッグすることで、その部分の色づきを打ち消すような倍率色収差パラメータが自動で設定されます。大きくプリントしたいときやシャープネスを強くかけ倍率色収差が目立った場合など特に有効です。

ディストーション(歪み)補正

まっすぐな線が歪んで曲がる歪曲収差というレンズの特性を補正する機能です。糸巻き型や樽型などはもちろんのこと、中央部重視、周辺部重視の2つを設定することで、陣笠タイプと言われる複雑な歪曲収差特性を持つレンズであっても歪曲収差の補正もしくは緩和が可能です。

補正色域の選択

補正色域の選択では、フィルタ領域の中から指定した色相にのみ補正効果を適用することができます。

多角形での範囲指定

多角形領域では被写体の輪郭をマウスでクリックしてポイントを追加することで、直線で囲われたフィルタ領域を指定することができます。

曲線での範囲指定

曲線領域では被写体の輪郭をクリックしてポイントを追加することで、曲線で囲われたフィルタ領域を指定することができます。

ブラシでの範囲指定

ブラシは、より自由な補正領域を選択することが可能です。円形補正フィルタや段階補正フィルタでは難しい部分でも、ブラシを使うことで簡単に補正を施すことができます。被写体の形にとらわれない部分補正の実現で、よりクリエイティブな調整が可能となりました。

段階補正フィルタ

プレビュー画面上でドラッグしてエリアを指定することで、画面を分割したグラデーション領域に対して補正をおこなうことができます。明度を調節してハーフNDフィルターのように、またホワイトバランスや彩度を調節してカラーグラデーションフィルターのように使用することもできます。

円形補正フィルタ

プレビュー画面上でドラッグしてエリアを指定することで円、または楕円のエリアのみの補正をおこなうことができます。

赤目補正

スポッティングツール内の本機能は、ストロボの影響で赤目になっている部分を指定する事で補正する事が可能です。クリップオンストロボなどを使用したスナップ写真なども補正する事ができます。

トリミング

画像の中から任意の範囲を選択して現像する機能です。RAWファイルに記録されていて、通常は切り取られてしまう無効画素の部分や、ディストーション補正、回転、デジタルシフトによって切り取られた全ての画素を扱えるようにする拡張機能も搭載しています。

回転ツール

回転ツールは水平、垂直にしたい部分をドラッグするだけで該当箇所が水平、垂直になるように自動で回転します。

デジタルシフト

上下の遠近感を調節して、まっすぐにすることができます。建造物の撮影や、商品撮影、モデル撮影などにも効果を発揮します。左右の遠近感を調節すると、傾いて撮影されたものを正面から見たような効果を得ることができます。

画像回転

微小な傾きを補正するために、画像を回転させることができます。画像補正ツールは画素補間処理を行いますので、回転後にトリミングされることによる画像サイズの減少を防ぐことができます。

モアレ軽減

画像処理部分で発生する本来存在しない模様(モアレ)を軽減します。画像中の高周波応答が変化するので、輪郭が滑らかになり、逆に解像感がやや低下する場合があります。

暗部ノイズ除去強度

本機能では暗部で目立つノイズのみを緩和させることができます。ノイズ除去効果の強さは、標準、少し強め、強めの3段階から選ぶことができます。