明瞭度の調整が可能

調子(コントラスト)の調整項目に、周囲の画素情報を元に各画素の輝度レベルを調整する「明瞭度」パラメータを搭載しました。
「明瞭度」の効果を高めると被写体の細部をくっきりとした写真に仕上げることができるので、霞がかった風景写真をクリアに仕上げたい場合などに有効です。逆に「明瞭度」を低めることで、ソフトフォーカスのような柔らかい雰囲気の写真に仕上げることができるので、女性やお子様の写真で効果的にご活用いただけます。

「明瞭度」を高くした調整例

「明瞭度」を低くした調整例

部分補正機能にブラシを追加

従来の部分補正機能は円形補正/段階補正の2種類でしたが、今回新たに、より自由な補正領域を選択可能とする「ブラシ」を追加しました。「円形補正フィルタ」や「段階補正フィルタ」では難しい部分でも「ブラシ」を使うことで簡単に補正が施せます。被写体の形にとらわれない部分補正の実現で、よりクリエイティブな調整が可能となりました。

モノクロ変換機能の強化

モノクロの写真調整に特化したモノクロコントローラを搭載しました。
8種類の「カラーフィルタ」が選択可能で、モノクロ写真を撮影する際のフィルタワークを画面上で再現することができます。さらに、色相ごとに「明度」の調整が可能なため、とことんこだわったモノクロ写真を仕上げることができます。モノクロ写真のビギナーの方でも、プレビューでパラメータ適用後の画像を簡単にカラー/モノクロ切り替えができるので、色の変化によるモノクロ写真への効果について理解を深められます。

水中写真専用の補正機能としてマリンコントローラを搭載

水中写真専用RAW現像ソフト『SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0』の機能をマリンコントローラとして『SILKYPIX Developer Studio Pro8』に搭載しました。マリンコントローラでは、通常のホワイトバランスでは調整が難しい青かぶりを「水中専用ホワイトバランス」で良好に補正できます。また、水中での色の消失を正確に再現する「色復元」や、水中の濁りを除去する「濁り除去」も備えています。

SIGMA dp QuattroシリーズのRAWデータに対応※1

Foveon X3®※2 センサーを搭載したSIGMA dp QuattroシリーズのX3Fファイル(RAW形式)に対応しました。SILKYPIXの画像エンジンによる色表現や様々な調整ツールにより、SIGMA dp QuattroシリーズのX3Fファイル(RAW形式)での表現の可能性が広がります。
対応機種: SIGMA dp0 Quattro、dp1 Quattro、dp2 Quattro、dp3 Quattro
※1 64bit OSのみ対応
※2 Foveon X3®は、Foveon Inc.の登録商標です。

ピント面が一目でわかるフォーカス領域の表示機能を搭載

「フォーカス領域」とは、画像の隣接する各画素からピントの合っている部分を検出し、その部分に色を付けて表示するフォーカス領域機能を搭載しました。この機能によりピントがあっている領域を明示的に確認することができます。

ユーザーインターフェースの改良

画像調整に集中できるように、すっきりとしたシンプルなデザインに改良しました。また、沢山ある調整機能を、はじめて使用する方にも分かりやすいように配置を変更しました。さらに、お好みに合わせてプレビューの背景色を変更することができるようになりました。

1ライセンスで3台のPCにご利用いただけます

近年ではWindowsとmacOS両方のOSを使用したり、デスクトップパソコンとノートパソコン、タブレットパソコンなど個人で複数のパソコンを所有する方が増えました。そうした環境の変化を背景に『SILKYPIX Developer Studio Pro8』では、1ライセンスで3台のパソコンでご使用いただけるようになりました。