「SILKYPIX Developer Studio Pro10 パッケージ版(Windows/macOS)」発売のご案内

2020年6月19日
株式会社市川ソフトラボラトリー

SILKYPIX Developer Studio Pro10 パッケージ版

株式会社市川ソフトラボラトリー(所在地:千葉市美浜区 代表取締役社長:市川芳邦)は、高画質RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズの最新プロフェッショナル版「SILKYPIX Developer Studio Pro10 パッケージ版」を発売します。SILKYPIX Developer Studio シリーズは2004年の発売以来、多くのプロ写真家やアマチュアカメラマンから支持をいただいている純国産のRAW現像ソフトです。パソコン初心者でも使い易いインターフェイスと日本人好みの発色傾向や優れた階調性により思い通りの写真を簡単に仕上げることができます。

製品名 SILKYPIX Developer Studio Pro10 パッケージ版 (Windows/macOS)
商品名(カナ) シルキーピックス デベロッパースタジオ プロ10 パッケージバン
JANコード 4947055981013
型番 DSP10H
本体価格 25,500円(税込28,050円)
発売予定日 2020年6月26日(金)
ロゴ・スクリーンショットなど
販売店及びプレス向け素材
https://www.isl.co.jp/news/materials.html

SILKYPIX Developer Studio Pro10 について

「SILKYPIX® Developer Studio Pro10」は、2004 年に発売された SILKYPIX シリーズの最新版となる高画質 RAW 現像ソフトです。 本製品では、新たに複数の RAW を合成する機能を搭載し、これまでにない写真表現を可能にしました。また、定評のあるノイズリダクショ ンを更に進化させた「ファインディティール」モードを設け、究極のノイズリダクションを達成しています。更には、大量の高解像度画 像でも高速表示を可能とする「セレクト」セクションを新設し UX(ユーザーエクスペリエンス)向上も実現しています。
「SILKYPIX® Developer Studio Pro10」は、SILKYPIX メジャーバージョン「10」という節目にふさわしい製品へと仕上がりました。

SILKYPIX Developer Studio Pro10 の新機能

驚きの画質とアート表現を可能にする合成機能

選択したコマ(画像)を合成し DNG または TIFF(16bit) のファイル形式へ保存することできます。目的の写真表現に合わせて、下記の6つのモー ドから合成方法の選択が可能です。尚、本機能では当社の画像一致点検出技術(特許第 4689758)による画像の自動位置合わせ処理がおこなわれるため、手持ち撮影した画像の合成においてもずれることなく合成することができます。

1.多重露光
合成する画像を等分に扱い、カメラで多重露光をおこなった場合と同様な仕上がりとなります。同じ撮影シーンを複数枚合成した場合には、通常のノイズリダクションをはるかに超えた精緻で高階調な写真に仕上げることができます。
2.多重露光 夜景向け
夜景向けのノイズ除去や彩度、黒レベルを重視した合成をおこないます。このモードを使うと手持ち撮影した複数の画像から、三脚を使用した長時間露光のような美しい夜景写真に仕上げることができます。
3.比較明
選択した画像を比較し、それぞれの画像の明るい部分を優先して合成をおこないます。例えば、打ち上げ花火の画像を合成すると、盛大な打ち上げ花火の写真に仕上げることができます。
4.動体除去
同じ撮影シーンの複数枚の画像から、動きのある被写体を除去して合成します。例えば、たくさんの人が歩いている交差点を撮影した画像を合成すると、誰も歩いていないシュールな交差点の写真に仕上げることができます。
5.ストロボモーション
同じ撮影シーンの複数枚の画像から、動きのある被写体を残して合成します。暗闇でストロボを連続発光して動きを表現したようなシーケンス写真として仕上げることができます。
6.被写界深度合成
手前から奥までピント位置の異なる画像を合成することで、広い範囲でピントがあった写真に仕上げることができます。

シャープ感を維持しながら、しっかりノイズ除去できる「ファインディティール」モードを搭載

定評のあるSILKYPIXノイズリダクションに、新たに「ファインディティール」モードが追加となりました。一般的にノイズリダクションは強く適用するとシャープ感が損なわれてしまいますが、「ファインディティール」モードでは、これまで以上に複雑で広範囲の画素エリアを鑑みた演算処理をおこなうことで、細部の描写やシャープ感を維持しながら強力なノイズ除去を実現しています。従来のノイズリダクション効果と同等の「標準」モードも搭載していますので、ノイズがあまり気にならない写真や、処理時間を優先される場合など状況に合わせて使い分けることができます。

メインウィンドウのセクション切替えを採用

メインウィンドウの表示が、写真選択の「セレクト」セクション、画像の補正や調整をおこなう「調整」セクション、印刷結果を確認しながら印刷設定をおこなう「印刷」セクションの3セクションに切替えができるようになりました。作業に応じた最適な表示でワークフローの効率アップを実現しています。

大量のRAW画像も高速に表示可能な「セレクト」セクション

近年では撮影枚数の増加やデジタルカメラの高画素化などにより、パソコンでの写真表示速度やスムーズな写真切替えができずにストレスを感じている方も少なくありません。「SILKYPIX Developer Studio Pro10」では、撮影した大量の画像からお気に入りの写真や調整が必要な写真を快適に選択するための「セレクト」セクションを新設し、写真の高速表示及び切替えが可能となりました。「セレクト」セクションは、画像データに内包されているプレビュー画像(サムネイル画像)を活用することで高速表示を実現しています。また「セレクト」セクションで、ユーザーマークの付与やレーティングも容易におこなうことも可能です。
※ プレビュー画像(サムネイル画像)を保有していない画像データは画像表示できません。

仕上がりイメージをしっかり確認できる「印刷」セクション

これまでのSILKYPIXシリーズでは、印刷の際にはダイアログボックスで設定をおこなっていましたが、「SILKYPIX Developer Studio Pro10」では、新たに「印刷」セクションを設け、これまでよりも大きな表示エリアで写真の仕上がりイメージを確認しながら、印刷設定がおこなえるようになりました。

部分補正ツールに「ぼかし」を追加

部分補正ツールで指定した領域に対して、「ぼかし」を施すことができるようになりました。撮影シーンによっては、「ぼかし」と「ぼかし量」をスライダー調整で上手く背景をぼかし整理することで、より印象的な写真に仕上げることができます。また、人物の顔や車のナンバーなどに「ぼかし」処理をおこなうことで、プライバシーの保護にお役立ていただけます。

クリエイティブでアートな「テイスト」を新たに56種類追加

SILKYPIX Developer Studioシリーズには、写真の仕上がりイメージに合わせて選択するだけで瞬時に調整結果が得らえる人気の「テイスト」機能があります。「SILKYPIX Developer Studio Pro10」では、新たに創作意欲を刺激する56種類のテイストが加わり、様々な表現が可能となりました。
モノクローム印画紙(4種類)、ハードモノクローム(3種類)、赤外写真、鶏卵紙、日本の伝統色(5種類)、ダブルトーン(2種類)、モノクロ(4種類)、銀残し、デジタルクロスプロセス(4種類)、シネフィルム(4種類)、スィートライト(2種類)、退色(6種類)、クリアなホワイト、ハイキー、ローキー、ポスタリゼーション(2種類)、風景2020、ポートレート2020、夕景、ポートレートエフェクト(3種類)、周辺ぼかし(3種類)、周辺減光(3種類)、ソフト、ディティール強調

直感的な操作が可能な「パース歪み補正ツール」

回転・デジタルシフトに「パース歪み補正」が加わりました。広角レンズで建造物などの写真を撮影した場合などで、垂直/水平補正ツールを使い、気になるパースをプレビュー上で直感的に補正できます。

「周辺ぼかし・シャープ」を機能拡張

周辺ぼかし・シャープの種類に「線形」が加わりました。「線形」を選択すると、画像の上下/左右または対角線方向に段階的な「ぼかし」を加える処理がおこなえます。「線形」のぼかし効果を使い、実景と比べパースを不自然にすることで、簡単にジオラマやミニチュア写真風の写真に仕上げることもできます。

フィルムのアーカイブに便利な「ネガフィルム反転ツール」を搭載

過去に撮影した大切な写真のネガ画像(陰画)を簡単にポジ画像(陽画)へ変換できるネガフィルム反転ツールを搭載しました。ネガフィルム反転ツールでフィルムの未露光部分をクリック指定するとポジ画像へ一発で変換できます。変換後は露出補正やホワイトバランスなども他の画像と同様に扱うことができます
※ トーンカーブを使い同様な効果を得られますが、露出補正やホワイトバランスなどの調整効果は反転してしまいます。

新機能・改良一覧

  • 選択コマを合成-6種類の合成方法
  • ノイズリダクション-ファインディティールモードを追加
  • セクション機構-セレクト、調整、印刷セクションを新設
  • 部分補正-ぼかし効果を追加
  • プリセットテイスト-56個追加
  • 回転・デジタルシフト-パース歪み補正機能
  • 効果-周辺ぼかし・シャープ-種類-線形
  • ネガフィルム反転ツール搭載
  • 印刷-日付焼き込み-データ編集…を追加
  • 印刷-日付焼き込み-合成モード-用紙に対して合成

SILKYPIX Developer Studio Pro10 の動作環境

Windows macOS
Microsoft® Windows® 10 / 8.1 64bit版
※Microsoft® Windows® 10 のタブレットモードには対応しておりません。
※32bit版のOSには対応しておりません。
macOS® v10.13 – v10.15
Intel® Core 2 Duo 以上 またはAMD Athlon 64 X2 以上のプロセッサー Intel® Core 2 Duo 以上のプロセッサー
DirectX 10以上に対応したグラフィックボード
4GB以上のRAM(8GB以上推奨) 4GB以上のRAM(8GB以上推奨)
10GB以上の空き容量のあるハードディスク 10GB以上の空き容量のあるハードディスク
1,024×768 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ 1,024×768 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ
DVDドライブ DVDドライブ
  • SILKYPIX® は株式会社 市川ソフトラボラトリーの登録商標です。
  • Windows® はMicrosoft®の登録商標です。
  • macOS® はApple Inc.の登録商標です。
  • Intel® はIntel Corporationの登録商標です。
  • その他記載されている会社名製品名等は一般に各社の商標および登録商標です。

※SILKYPIX Developer Studio Pro10のライセンスはご購入者様の3台のパソコンまで登録可能です。

対応カメラについて

2020年6月19日現在、772機種のデジタルカメラのRAW現像処理に対応しています。最新情報や対応詳細にいては、弊社ウェブサイトをご参照ください。

対応カメラ一覧はこちらをご参照ください
https://silkypix.isl.co.jp/product/dsp10/supported-cameras/

SILKYPIXの特長

「SILKYPIX Developer Studio」はデジタルカメラで撮影されたRAWデータから、思い通りの高品位な画像を現像するソフトです。パソコンの強力な演算能力を使用して、どこまで高品位の映像を得ることができるか。従来仕方がないと思われていたデジタルカメラ特有のデメリット、例えば高彩度色境界における不自然なエッジ、微細構造部分に乗る偽色、高感度撮影における色ノイズなどを徹底的に抑制し、高解像度と高い色分離性能を両立させています。 目指しているのは、絹のような滑らかで自然な映像、SILKYPIXの名前の由来はそこにあります。

SILKYPIXの特長詳細については、下記URLをご参照ください。
https://silkypix.isl.co.jp/community/what-is-silkypix/

近年の採用実績(敬称略、順不同)

カシオ計算機株式会社
RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとして「SILKYPIX Developer Studio 4.0 for CASIO」を同梱。
株式会社タムロン
レンズ補正用のRAW現像ソフトとして「SILKYPIX Developer Studio for 4.0 TAMRON」を同梱。
パナソニック株式会社
RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとして「SILKYPIX Developer Studio SEバージョン」を同梱。
富士フイルム株式会社
RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとして「RAW FILE CONVERTER powered by SILKYPIX」を同梱。
リコーイメージング株式会社
デジタルカメラ付属ソフト「Digital Camera Utility 5」でSILKYPIX画像処理エンジンの提供。
Datacolor
アジアパシフィック(日本を除く)におけるモニターキャリブレーションツール「Spyderシリーズ」にSILKYPIXの専用バージョンを同梱。
SAMSUNG
RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとしてSILKYPIX現像エンジンを搭載した「SAMSUNG RAW Converter」を同梱。

その他企業向け受託開発・技術提供多数

お問合せ

会社名 株式会社 市川ソフトラボラトリー
所在地 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンビル東中央館(CD)5F
TEL 043-296-8075
FAX 043-296-8079
報道関係者様向け窓口 silkypix@isl.co.jp
SILKYPIX WebSite https://silkypix.isl.co.jp/