株式会社市川ソフトラボラトリー(所在地:千葉市美浜区 代表取締役社長:市川芳邦)は、高画質RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」シリーズの最新プロフェッショナル版「SILKYPIX Developer Studio Pro9 パッケージ版」を発売します。
SILKYPIX Developer Studio シリーズは2004年の発売以来、多くのプロ写真家やアマチュアカメラマンから支持をいただいている純国産のRAW現像ソフトです。パソコン初心者でも使い易いインターフェイスと日本人好みの発色傾向や優れた階調性により思い通りの写真を簡単に仕上げることができます。
製品名 | SILKYPIX Developer Studio Pro9 パッケージ版 (Windows/macOS) |
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商品名(カナ) | シルキーピックス デベロッパースタジオ プロ9 パッケージバン |
JANコード | 4947055999018 |
型番 | DSP9H |
本体価格 | 31,500円(税込34,020円) |
発売予定日 | 2019年2月1日(金) |
ロゴ・スクリーンショットなど 販売店及びプレス向け素材 |
https://www.isl.co.jp/news/materials.html |
SILKYPIX Developer Studio Pro9 について
「SILKYPIX Developer Studio Pro9」は、2004年に発売されたSILKYPIXシリーズの最新版となる高画質RAW現像ソフトです。本製品では、これまでのSILKYPIXの豊富な機能に加え、ユーザー様からのご要望の高い「かすみ除去機能」や「ハイライト/シャドー個別の明るさ調整」、レンズ収差補正に対応した「レンズプロファイル機能」を搭載しました。さらに「部分補正ツール機能」、「暗部ノイズ除去強度」の拡張やUI(ユーザーインターフェース)改善により操作性が大幅に向上し、市川ソフトラボラトリー創立30周年の節目の年にお届けするにふさわしい製品に仕上がりました。
SILKYPIX Developer Studio Pro9 の新機能
かすみ除去機能を搭載
調子(コントラスト)の調整項目に、「かすみ除去」スライダーを搭載しました。大気中の水蒸気などの影響により、霞がかかった画像に対して、「かすみ除去」スライダーを使い調整することで、あたかも霞がはれたようなクリアな作品に仕上げることができます。
写真のハイライト部/シャドー部の明るさを個別に調整可能
露出の調整項目に、「ハイライト/シャドー」スライダーを搭載しました。これにより画像の中の明るい部分(ハイライト)と暗い部分(シャドー)の明るさを個別に明るくまたは暗く調整することが可能になりました。明暗差の激しい被写体などや撮影時の露出補正では露出コントロールが困難なシーンでも、RAW現像時に「ハイライト/シャドー」を個別に調整することで撮影者のイメージにあった仕上がりにすることができます。
レンズ収差補正機能がより簡単に!
レンズ収差補正の項目に「レンズプロファイル」機能が加わりました。RAWデータの情報から適切なレンズプロファイル※1を自動選択して、カメラとレンズの組み合わせに最適なディストーション(歪曲収差)補正を行います。※2
また、同時記録JPEG画像を用いたディストーション補正機能も搭載しました。同時記録のJPEG画像に対してカメラ内で処理されたレンズ補正(ディストーション補正)と同等な補正がRAWデータへも適用されます。※3
- レンズプロファイルにはレンズ情報を基にレンズ補正を行えるオープンソースライブラリである Lensfunに付属しているレンズデータベースを使用しております。レンズプロファイルの詳細につきましてはLensfunの公式ページをご参照ください。
(Lensfunへのリンク [英語]: http://lensfun.sourceforge.net/) - 適切なレンズプロファイルを自動で特定できなかった場合は、手動による設定となります。
- 本機能は、カメラ側でレンズ補正をONに設定した状態でJPEG/RAW同時撮影が行われ、且つJPEG/RAWが同一フォルダに保存されている場合に限り有効となります。
周辺ぼかし・シャープ機能の追加
効果調整項目に「周辺ぼかし・シャープ」機能を搭載しました。「周辺ぼかし・シャープ」とは、指定した範囲の周辺をぼかしたり、シャープネスをかけたりすることができます。「周辺ぼかし」で主体となる被写体の周辺をぼかしてクローズアップ効果を演出したり、レンズの絞り開放値で撮影して周辺の解像度が落ちてしまった場合などに「周辺シャープ」を使って良好な補正をすることができます。
部分補正ツールの機能拡張(曲線/多角形領域選択 補正色域の選択)
部分補正ツールの補正領域の選択に「曲線/多角形領域選択」が加わりました。「曲線/多角形領域選択」は、画像の中で部分補正を行いたい領域をクリックして曲線または直線でつないで設定できるので、これまで難しかった複雑な領域選択が簡単にできるようになりました。
また、円形/段階補正フィルタ、ブラシを含む全ての補正領域の選択で、領域内で特定の色域のみを補正対象として調整することができる「補正色域の選択」ができるようになりました。「補正色域の選択」を活用することで、より複雑な補正領域の選択が可能になったほか、一部だけカラーのモノクロ(パートカラー)写真も簡単につくれるようになりました。
自動調整ボタンの追加
それぞれの画像に適した[自動露出補正]、[オートホワイトバランス設定]、[自動レベル補正]を一度に行う[自動調整]ボタンを新設しました。[自動調整]ボタンは、”これからRAW現像をはじめてみよう” という方や “RAW現像は調整可能な項目がたくさんあって、何から手をつけて良いか分からない” という方におすすめです。また、一度に大量の画像を調整する場合などに、[自動調整]ボタンを活用することで調整作業の効率化が図れます。
ノイズリダクションの改善(暗部ノイズ除去強度)
ノイズリダクションの調整項目に「暗部ノイズ除去強度」の調整項目を追加しました。最新のSILKYPIXノイズリダクションでは、より高画質を実現するために、画像の明るい部分と暗い部分で、ノイズリダクションの処理をそれぞれ最適化しています。しかし、稀にRAW調整時に露出補正やシャープの調整加減により、暗い部分のノイズが目立ってしまう場合があります。ノイズ除去スライダーで「ノイズ除去」を強めてしまうと写真全体がボケてしまうという副作用が発生してしまいますが、新機能の「暗部ノイズ除去強度」を設定することで、画像に適した暗部ノイズ除去を適用することができます。
サムネイル内検索が可能に
サムネイル内検索は、指定したフォルダの中からファイル名、撮影日、コメント、レーティングといった「撮影情報」などの条件を指定して画像を検索して表示する機能です。同時に複数のフォルダを指定することもできるので、大量の画像から目的の画像を探し出すのに大変便利な機能です。
操作性のさらなる向上
画像を調整前の状態に瞬時に戻す[初期化]ボタンの独立配置や、画像セレクトなどの際に便利な「ユーザーマーク色の追加」、SILKYPIXからレタッチソフトなどへの画像の受け渡しが簡単な「画像外部アプリケーションとの連携」、複数のサブコントロールをまとめて配置することができる「コントロール・パレットの新設」、「ツールバーのカスタマイズ」など操作性に関する項目を改善し、ユーザービリティが大幅に向上しました。
新機能・改良一覧
- 調子 – かすみ除去機能
- 露出 – ハイライト/シャドーの個別調整機能
- レンズ収差補正-レンズプロファイルによるディストーション補正機能
- レンズ収差補正-同時記録JPEGを用いたディストーション補正機能
- 効果 – 周辺ぼかし・シャープ機能
- 部分補正ツール – 曲線/多角形領域選択・補正色域の選択
- 自動調整ボタン
- ノイズリダクション – 暗部ノイズ除去強度
- サムネイル内検索
- 初期化ボタンの独立配置
- ユーザーマーク色の追加
- 外部アプリケーションとの連携
- コントロール・パレット
- ツールバーのカスタマイズ
- インフォメーションボックスの表示/非表示
動作環境
Windows | macOS |
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Microsoft® Windows® 10 / 8.1 / 7 (Service Pack 1以降) 64bit版 ※Microsoft® Windows® 10 のタブレットモードには対応しておりません。 ※32bit版のOSには対応しておりません。 |
macOS® v10.9 – v10.14 |
Intel® Core™ 2 Duo 以上 またはAMD Athlon™ 64 X2 以上のプロセッサー | Intel® Core™ 2 Duo 以上のプロセッサー |
4GB以上のRAM(8GB以上推奨) | 4GB以上のRAM(8GB以上推奨) |
10GB以上の空き容量のあるハードディスク | 10GB以上の空き容量のあるハードディスク |
1,024×768 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ | 1,024×768 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ |
DVDドライブ | DVDドライブ |
- SILKYPIX® は株式会社 市川ソフトラボラトリーの登録商標です。
- Windows® はMicrosoft®の登録商標です。
- macOS® はApple Inc.の登録商標です。
- Intel® はIntel Corporationの登録商標です。
- その他記載されている会社名製品名等は一般に各社の商標および登録商標です。
対応カメラについて
「SILKYPIX Developer Studio Pro9」は汎用RAW現像ソフトとして、700機種以上のデジタルカメラのRAW現像処理に対応しています。最新情報や対応詳細については、弊社ウェブサイトをご参照ください。
対応カメラ一覧はこちらをご参照ください
https://silkypix.isl.co.jp/product/dsp9/supported-cameras/
SILKYPIXの特長
「SILKYPIX Developer Studio」はデジタルカメラで撮影されたRAWデータから、思い通りの高品位な画像を現像するソフトです。
パソコンの強力な演算能力を使用して、どこまで高品位の映像を得ることができるか。従来仕方がないと思われていたデジタルカメラ特有のデメリット、例えば高彩度色境界における不自然なエッジ、微細構造部分に乗る偽色、高感度撮影における色ノイズなどを徹底的に抑制し、高解像度と高い色分離性能を両立させています。目指しているのは、絹のような滑らかで自然な映像、SILKYPIXの名前の由来はそこにあります。
SILKYPIXの特長詳細については、下記URLをご参照ください。
https://silkypix.isl.co.jp/community/what-is-silkypix/
近年の採用実績(敬称略、順不同)
- カシオ計算機株式会社
- RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとして「SILKYPIX Developer Studio 4.0 for CASIO」を同梱。
- 株式会社タムロン
- レンズ補正用のRAW現像ソフトとして「SILKYPIX Developer Studio for 4.0 TAMRON」を同梱。
- パナソニック株式会社
- RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとして「SILKYPIX Developer Studio SEバージョン」を同梱。
- 富士フイルム株式会社
- RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとして「RAW FILE CONVERTER powered by SILKYPIX」を同梱。
- リコーイメージング株式会社
- デジタルカメラ付属ソフト「Digital Camera Utility 5」でSILKYPIX画像処理エンジンの提供。
- Datacolor
- アジアパシフィック(日本を除く)におけるモニターキャリブレーションツール「Spyderシリーズ」にSILKYPIXの専用バージョンを同梱。
- SAMSUNG
- RAW対応デジタルカメラにおける現像ソフトとしてSILKYPIX現像エンジンを搭載した「SAMSUNG RAW Converter」を同梱。
その他企業向け受託開発・技術提供多数
お問合せ
会社名 | 株式会社 市川ソフトラボラトリー |
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