SILKYPIX Taste Collection 第一弾は『銀残し』です!
古い映画のようなハイコントラストで力強い写真へ仕上げることのできるテイストとなっております。
テイストとは、RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio シリーズ」の調整値を組み合わせたプリセットです。メニューから選択することで、デジタルカメラに搭載されている「シーンモード」のように、テーマに合わせた写真の仕上がりへ変換することができます。また、テイストを適用後の調整も可能です。
SILKYPIXオリジナルテイスト『銀残し』
銀残しとは
銀残し(Bleach Bypass) とは銀塩フィルムや印画紙の現像テクニックの一つで、当テイストではこの「銀残し」の雰囲気をシミュレートしています。この技法は一般的にフィルム映画の現像で行われていたものを、写真の表現手法として使用したもので、これまでに数多くの写真作品が製作されています。
銀残しの特徴
銀塩( フィルムや印画紙) の銀残しでは、現像やプリントの工程で、「銀」を取り除く処理を省略することで写真のコントラストが高まり、彩度が低めな重厚感や深みのある仕上がりになります。
このテイストではその「銀残し」の雰囲気をデジタルで近づけるように調整されています。
作例1
パラメーター解説
「銀残し」テイスト作成で使用した機能を解説いたします。
①明瞭度
明瞭度を高く設定して質感やディティールを強調すると同時に、銀残しの特徴である高めのコントラストを演出しています。
②彩度
渋めの色になるよう、彩度を低めに設定しています。
③Lトーンカーブ
低くした彩度に影響が少ないようLトーンカーブでコントラストを高く設定してあります。(RGBトーンカーブでコントラストを高めると彩度も高くなります。)
トーンカーブの見方については→こちら
④RGBトーンカーブ
銀塩フィルムの雰囲気を出すため、①によりシャドー部を少し浮かせ、ハイライト部を落ち着かせます。また、②により中間調を暗めに設定してあります。
⑤ノイズ付加
銀塩写真の粒状感を出すため、ノイズを入れています。
⑥HDR
銀残しのギラついた感じと高いラティテュードを再現するためにHDRを高く設定してあります。
以上の機能を使用し『銀残し』テイストが作成されました。
作例2
作例3
応用編
①ホワイトバランス微調整
ホワイトバランス微調整で色のトーンニングを行うことができます。
このように、テイスト適用後に皆さんのオリジナルの調整もできますのでぜひお試しください。
『銀残し』テイストのダウンロードはこちら
テイストの使い方はこちらをご覧ください
https://silkypix.isl.co.jp/how-to/taste/how-to-use-taste/
SILKYPIX Developer Studio Pro8 を使ったことが無い方もぜひお試しください。
30日間無料お試しダウンロードができます!