SILKYPIX Taste Collection 第九弾は『モノクローム印画紙』です!
このテイストは、モノクロ銀塩写真の調色をデジタルで再現することが可能です。
SILKYPIXの『テイスト』とは、RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio シリーズ」の調整を組み合わせたプリセットです。
メニューから選択することで、デジタルカメラに搭載されている「シーンモード」のように、テーマに合わせた写真の仕上がりへ変換することができます。
また、テイストを適用後の調整も可能です。ぜひダウンロードしてお試しください。
SILKYPIXオリジナルテイスト『モノクローム印画紙』
ファイル名の『xxx_j』はJPEGデータ用、『xxx_r』はRAWデータ用です。
モノクローム印画紙とは
銀塩写真ではプリント時に、白や黒のモノクロームに色を付ける「調色」と呼ばれる技法がありました。これにより、青味がかったプリントやセピア調などの色のトーンを表現していました。モノクローム印画紙ではこの調色の色味をデジタルで再現しています。
モノクローム印画紙の特徴
被写体に合わせて使いやすいように、青味がかった色の「冷黒調」、セピア調の「温黒調」の色味をそれぞれ「軟調/ 硬調」の4つのバリエーションからお選びいただくことができます。被写体を写真の雰囲気や、プリントする用紙の種類に合わせて使い分けてください。
作例1:温黒軟調
作例2:温黒硬調
作例3:冷黒軟調
作例4:冷黒硬調
パラメーター解説
「モノクローム印画紙」のテイスト作成で使用した機能を解説いたします。
※ 例として”冷黒硬調”で解説します。
① 硬調+ 黒レベルを高めに設定
コントラストを少し高めに設定し、黒レベルを上げ黒を締めることで、写真にメリハリを付け硬調にします。
② 彩度を0 にする
彩度を「0 」に設定しモノクロにします。
③ R G B 独立トーンカーブ
R G B 独立トーンカーブで青( B ) チャンネルを高く設定し、赤( R ) チャンネルを低く設定することでモノクロ写真に青っぽい色が付いてきます。
応用編
カスタマイズのポイント
※ 例として冷黒硬調でご紹介いたします。
① 色を強調する
冷黒調や温黒調の色の強さを変更するにはR G B トーンカーブのレベル補正を調整します。
② コントラストを調整する
コントラストを変更することで軟調や硬調に調整することができます。
このように、テイスト適用後に皆さんのオリジナルの調整もできますのでぜひお試しください。
作例5:温黒軟調
作例6:温黒硬調
作例7:冷黒軟調
作例8:冷黒硬調
『モノクローム印画紙』テイストのダウンロードはこちら
ファイル名の『xxx_j』はJPEGデータ用、『xxx_r』はRAWデータ用です。
★テイストの使い方はこちらをご覧ください
https://silkypix.isl.co.jp/how-to/taste/how-to-use-taste/