SILKYPIXスタッフが各地で撮影した写真を調整していく新企画『旅人の見た風景』を不定期で掲載してまいります。
今回は高知県に行った時の写真を調整していきます。
羽田空港から約1時間30分で高知龍馬空港に到着。
現地の知人の案内で高知観光開始です。
まずは空港から車で2時間かけて、日本最後の清流と言われている四万十川へ。
四万十川にはいくつもの『沈下橋』と呼ばれる欄干の無い橋があります。
すべて見て回ると時間がないので地元の人オススメの橋をいくつか見てきました。
佐田沈下橋
使用機能:ハイライト/シャドー、かすみ除去、ファインカラーコントローラ
天気は良かったのですが雲があり手前の橋と川が暗くなってしまった。
ハイライト/シャドーを使い雲の白とびをハイライト調整で抑え、手前の暗部をシャドー調整で持ち上げました。
またしばらく走り勝間沈下橋へ。
勝間沈下橋から見た風景
使用機能:トリミング、傾き補正、かすみ除去、部分補正
紅葉にはまだ早いです、川面の緑が印象的だったので部分補正で川面だけ範囲指定して緑を強調しました。そもそも四万十川沿いは針葉樹が多くあまり紅葉しないとのことです。(写真は11月上旬撮影)
岩間沈下橋
使用機能:トリミング、スポッティングツール、ハイライト/シャドー、ホワイトバランス、黒レベル、かすみ除去
岩間の沈下橋は四万十を代表する風景としてよくポスターなどで取り上げられる場所ですが、2017年から橋の一部が残念ながら壊れています。
陽が当たっているところと日陰の部分をハイライト/シャドーと黒レベルで強調しました。
今回の写真はほとんどが霞んでしまった写真なので「かすみ除去」の出番が多かったです。
半家沈下橋
使用機能:露出補正、ファインカラーコントローラ、部分補正
橋の近くで行われいていた祭りが終わり、沈下橋を渡って帰っていく地元のおばあちゃんたち。
逆光により明暗差が大きく、空が明るく橋の部分が暗くなってしまった。撮影時に空に露出を合わせて撮ると橋げたの部分はもっと暗くなり、橋の部分に合わせて撮ると空がもっと白とびしてしまいます。
そんな時はHDRやハイライト/シャドー、部分補正などで調整します。この写真の場合は人物のシルエットはそのままにしたかったので橋より下を部分補正で明るくしています。また、ファインカラーコントローラで青色の明るさを下げ、彩度を上げて青空は調整しました。
四万十川の下流からスタートし撮影していきましたが、山間なのであっという間に陰ってきます。高知市内までまた2時間かかりますのでここで撮影終了。
四万十川は穏やかでのんびりできる場所です、また夏に訪れたいですね。
今回のRAW現像はSILKYPIX Developer Studio Pro9でおこないました。
「かすみ除去」や「部分補正」を搭載しております。ぜひお試しください。
30日間全ての機能が無料でお試しいただけます。こちらからダウンロードを!
四万十市観光協会HP
https://www.shimanto-kankou.com/kanko/shimanto-river/shimantoriver.html