高画質を追及した独自の画像処理エンジン

上位版Proシリーズと同等の高画質なRAW現像エンジンで
高い階調性を維持した基本調整を実現

シリーズ最新版のRAW現像エンジンを搭載したSILKYPIX Developer Studio 7では露出やホワイトバランス、トーンなどの基本調整を高画質に行う事ができます。写真を編集した後でもハイライトからシャドーまで美しいグラデーションを維持します。

露出補正

-3EVから+3EVまでの6段分をスライダーで調節可能。
大量処理に便利な自動露出(評価測光)搭載。

ホワイトバランス

撮影時の光源を選択するだけでホワイトバランスが設定できるテイスト機能。
独自の光源検出ロジックにより高い精度で色かぶりが補正できるオートホワイトバランス。
グレーや肌色を指定しホワイトバランスが設定できるスポイトツールを搭載。

調子

トーンジャンプが気になりがちな軟調~硬調などのトーンの設定のRAWデータの持つ情報をできるだけ引き出し、繋がりの良いグラデーションを実現。
中間調の明るさ補正や黒レベルなど個別の調子を細かく設定可能。

RAWだけでなくJPEGやTIFFにも対応

     

RAWデータはもちろんの事、デジタルカメラで撮影されたJPEG画像や、スキャナーから取りこんだ画像、他社RAW現像ソフトから出力されたTIFFもRAWデータと同じように調整することができます。
これは「SILKYPIX RAW Bridge」と呼ばれる、JPEGやTIFFを内部的にRAWデータに近い状態に変換する独自の技術が使われているからです。そのため、RAW現像と同じ手順で一般的なフォトレタッチソフトよりも簡単に高画質な写真編集をおこなう事ができます。

写真を仕上げるための多彩な調整機能

スポッティングツール

レンズ交換式デジタルカメラの場合にはレンズ交換時などにイメージセンサー(撮像素子)にゴミが付着し写真に写り込んでしまう場合があります。
SILKYPIX Developer Studio 7ではこの写真に写り込んでしまったゴミをRAW現像時に除去する「スポッティングツール」を搭載しています。

自動消去

ゴミのある周辺の画素情報を参照し、自動で補間し消去します。

コピー

指定した場所の画像をコピーしてゴミを消去します。

また、同じようにストロボにより赤目になってしまった部分を指定する事で緩和する赤目補正も搭載。

新型シャープネス(ナチュラルシャープ)

細部の描写力が大幅に向上した新型シャープネス「ナチュラルシャープ」を搭載。輪郭が縁取られるシャープネスの副作用「疑似輪郭」を抑え解像感が向上します。また、シャープネスを強めた際にアウトフォーカス部でボケが不自然になったり、ノイズが強調される副作用を抑える「ボケ味保護」を搭載。

選択するだけで色を変換しイメージに近づけるメーカーテイスト

メーカーテイスト

  • スーパーニュートラル
  • ファインストリート
  • 風景
  • ノスタルジックトイカメラ
  • レッドエンハンサー
  • ポートレート
  • 青空
  • 夕焼け
  • セピア
  • インスタントフィルム

SILKYPIX Developer Studio 7には「テイスト」と呼ばれるプリセットが搭載されています。
これは好みの仕上げをメニューから選択するだけで仕上がりに近づけてくれる機能です。まずは、テイストでお好みの色に近づけて微調整して仕上げると作業が簡単になります。

また、この他のテイストをダウンロードして追加できるようにスペシャルサイトも用意されています。

SILKYPIXテイストダウンロードサイト「創像」

一枚のRAWデータの情報を引き出し、高いダイナミックレンジを実現

RAWを開いた状態で、白とびや黒つぶれをしている部分でもRAWデータには情報を持っている場合があります。SILKYPIX Developer Studio 7では一枚のRAWデータから明暗部の情報を最大限引き出します。調整はスライダーだけで行いますので簡単に短時間に作業を行うことができます。

HDR

一枚の写真の中から明暗部を自動で分析し、暗部を明るく、明部を暗く再現することで、明暗差の大きなシーンでも白とびや黒つぶれの少ない写真表現を行う事ができます。HDRは人間の視覚を超えた高いダイナミックレンジを得ることができます。

覆い焼き/焼き込み

HDRと同様に明暗部の明るさを自動で調節し、白とびや黒つぶれの少ない写真へ仕上げる事ができます。覆い焼き/焼き込みではHDRとは異なり人間の視覚に近い自然なダイナミックレンジを得る事ができます。

トーンカーブと自動レベル補正で写真に合わせた自由なトーンコントロール

トーンカーブでは写真に合わせた繊細なトーンの調整を行う事ができます。また、軟調になってしまった写真のシャドーとハイライトを自動調節しコントラスト感を得ることのできる自動レベル補正を搭載しています。曇天など光線状態の弱いシーンでもメリハリを付けることができます。RGB独立での調整も可能なので色味をコントロールすることもできます。

独自開発の自動で高画質なノイズリダクション

SILKYPIX Developer Studio 7のノイズリダクションはノイズ除去効果と写真がぼやける副作用を高いレベルで両立しています。そのため、同じカメラを使用している場合でも常用ISO感度を高める事ができます。

画質低下にも繋がる手振れや被写体振れを抑えるのには、ISO感度を高めてシャッタースピードを速くする事が有効です。

調整不要のダイナミックデフォルト機能

SILKYPIXシリーズのノイズリダクションはRAWデータに含まれる多くの情報をパソコンの演算能力を最大限使用し処理を行います。そのため、デジタルカメラでは実現不可能な高画質を得る事ができるのです。

SILKYPIXシリーズのノイズリダクションはRAWデータに含まれる多くの情報をパソコンの演算能力を最大限使用し処理を行います。そのため、デジタルカメラでは実現不可能な高画質を得る事ができるのです。

また、ノイズリダクションにはフリンジを緩和できる機能も備えています。

色表現から選ぶだけで好みの色を

フィルムを選ぶように色再現モードを選択するだけでお好みの色に近づける13種類のカラーモードを搭載。

カラーモード

  • 標準色:SILKYPIXシリーズの標準的な色表現です。
  • 記憶色(2種):風景写真など色鮮やかな色表現モードです。
  • 美肌色(3種):ポートレート向きの色表現モードです。
  • フィルム調(5種):ポジフィルムのような色表現モードです。
  • モノクロ(2種):モノクロに変換する色表現モードです。

色ごとに繊細な調整が可能なファインカラーコントローラで個性を引き出す

8つに分かれた色ごとにそれぞれ「色相」「彩度」「明度」の調整を簡単にできるファインカラーコントローラを搭載。写真全体の鮮やかさを変えることなく、特定の色だけを繊細にコントロールすることができます。

白とびを復元できるハイライトコントローラで粘りのあるハイライト表現

RAWデータには白とびした部分にも色や階調の情報が残っている場合があります。ハイライトコントローラではこの白とびした部分から色や階調を復元し、ダイナミックレンジを広げる事ができます。輝度差が大きくハイライトが白とびしやすいシーンには有効な機能です。

この機能はハイライトのみに適用されますので、露出には影響がありません。

歪みや周辺減光などレンズの収差を補正

レンズの収差を補正する機能が搭載されています。補正できる収差は以下の3種類となります。

歪み(ディストーション)補正

タル型や糸巻型などレンズの歪みを補正することができます。

周辺減光(シェーディング)補正

写真の周辺光量落ちを補正することができます。逆に、周辺の光量を暗くする効果としてもお使いいただくことができます。

周辺の色付き(倍率色収差)補正

広角レンズなどの周辺部に見られる色ズレによる赤や緑の輪郭を補正することができます。

回転/デジタルシフトで水平垂直を補正

撮影時の水平垂直の傾きを補正することができます。また、デジタルシフトではシフトレンズで撮影したようにレンズによる遠近感を調整する事ができます。超広角レンズなど全てのレンズでシフト効果を得ることができます。