機能紹介(画質・機能) | Marine Photography Pro 4.0

水中写真に特化したデジタル現像ソフト

RAW／JPEG／TIFFに対応した水中写真専用デジタル現像ソフト

RAWデータはもちろんの事、デジタルカメラで撮影されたJPEG画像や、スキャナーから取りこんだ画像、他社RAW現像ソフトから出力されたTIFFもRAWデータと同じように調整することができます。
これは「SILKYPIX RAW Bridge」と呼ばれる、JPEGやTIFFを内部的にRAWデータに近い状態に変換する独自の技術が使われているからです。そのため、RAW現像と同じ手順で一般的なフォトレタッチソフトよりも簡単に高画質な写真編集をおこなう事ができます。

水中用テイスト(プリセット)を選ぶだけでお好みの色へ

SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0には「テイスト」と呼ばれるプリセットが搭載されています。これは好みの仕上げをメニューから選択するだけで仕上がりに近づけてくれる機能です。まずは、テイストでお好みの色に近づけて微調整して仕上げると作業が簡単になります。

高画質な画像処理エンジンで高い階調性を維持した基本調整を実現

SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0は露出やホワイトバランス、トーンなどの基本調整を高画質に行う事ができます。写真を編集した後でもハイライトからシャドーまで美しいグラデーションを維持します。また、非破壊画像処理を採用していますので、いつでも編集前の状態に戻すことができるのも特徴です。

露出補正

-3EVから+3EVまでの6段分をスライダーで調節可能。
大量処理に便利な自動露出(評価測光)搭載。

ホワイトバランス

水中用／陸上用２つのホワイトバランスの調整が可能。
もちろん陸上用では普通のRAW現像ソフトとしてもご使用いただくことができます。
JPEGデータにも対応。(ただし、カメラで設定した色温度に関わらずJPEG画像を読み込んだ状態を6500Kと表記して扱います。)

調子

トーンジャンプが気になりがちな軟調～硬調などのトーンの設定のRAWデータの持つ情報をできるだけ引き出し、繋がりの良いグラデーションを実現。
中間調の明るさ補正や黒レベルなど個別の調子を細かく設定可能。

水中の色味をコントロールする機能を多数搭載

水深に応じた水中用ホワイトバランス

水中では陸上とは異なる色かぶりをします。SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0 には水深に応じて色味を調節できる機能が搭載されています。

水中用ホワイトバランス

水深に応じた青かぶりの補正をすることができます。また、青～緑など水質に合わせた調整を行う機能も搭載。

水中用オートホワイトバランス

画像から水深を特定し、自動で青かぶりを補正する機能です。

水質に応じた色味の調整

微粒子の多い海やプランクトンの多い海など水質によって水の色が青～緑に変化します。SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0ではこの水質による色の変化も調節することができます。

水深に応じた色の消失を復元

色の鮮やかさの減少や、色の変化は水深が増せば増すほど大きくなります。ホワイトバランスだけでは、赤系統の色だけでなく、黄色や緑に関しても色のズレが大きくなっています。色の消失を復元した後では、これらの色もほぼ正しく復元されます。

一枚のRAWデータの情報を引き出し、高いダイナミックレンジを実現

RAWを開いた状態で、白とびや黒つぶれをしている部分でもRAWデータには情報を持っている場合があります。SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0では一枚のRAWデータから明暗部の情報を最大限引き出します。

覆い焼き

HDRと同様に明暗部の明るさを自動で調節し、白とびや黒つぶれの少ない写真へ仕上げる事ができます。覆い焼き／焼き込みではHDRとは異なり人間の視覚に近い自然なダイナミックレンジを得る事ができます。

水面など白とびしやすいシーンでは効果的です。

独自開発の強力で高画質なノイズリダクション

SILKYPIX Marine Photography Pro 4.0のノイズリダクションはノイズ除去効果と写真がぼやける副作用を高いレベルで両立しています。そのため、カメラでは除去しきれなかったノイズを緩和できる可能性があります。また、ノイズリダクションも写真の内容や用途に合わせて必要最低限で使用することにより、高画質を維持したノイズリダクション効果を得ることができます。